復活!株式戦線異状無し!

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 津本陽:小説「焼刃のにおい」を読む。

<<   作成日時 : 2008/11/28 14:48   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

私は、古術の伝承部分については、懐疑的である。伝書・系図などもないため、半信半疑のところが正直なところである。しかし、<伝承>の力については、その、効果大であることを、体験上知っている。

すでに、このブログでも、動画を出し、記事も書いているが、私は、古術相伝最終行法の一環として、40際の時に、初めて、アマチュアキックのリングに上がった。そこで、凄惨極まる負け試合を演じた。

ゴングがなって、最初の撃ち合いの折、相手から、レバーに強烈な膝をくらい、ダウンした。正直言うと、このまま、立たなければ、試合も終わり、楽ができるのにとも思ったが、カウントが入っている間、その間、わずか、8秒なのだが、不思議と色々なことを考えた。

日本拳法道の指導員としての面子も。しかし、私をして、立たせたのは、やはり、古術の<武者振り伝え>であり、<魂捨猪振る>の道を教える、古術福光派第16世としてのプライドであった。

だから、ことの真偽はともかくとして、<伝承>の力が、最後に、<魂捨猪振る>をもたらすと言うことは、知っているのである。

私の、先々代や先代が、疑うことなく信じることを、強調していたのも、その体験で頷けたわけである。

と、いつものように、前置きが長くなったが、この津本陽の小説、「焼刃のにおい」を読んで、
古術の12代目相伝者、猪之吉さんの話とだぶり、古術の伝承部分も、脚色等はあるにしても、
あながち、荒唐無稽な話ではないのではないかと思うようになった。

近代古術の完成者と言われる、12代目猪之吉さんは、小倉口の戦に参陣して以来、秋月の乱、佐賀の乱、西南の役と4度の戦場を駆けめぐり、その、体験を元に、野戦の芸法としての古術を完成させたと言われている。

私は、士族でもない、百姓に、ほんとに、そういうことが出来たんだろうかと疑ってきたが、
この小説を読んで、<時代が奇跡を生む>と言うことを実感した。

津本陽、生半可の作家では無い。この小説の主人公である、長右衛門は、幕末、浜の塩田労働者であった。それが、一向宗の坊主が、率いた、法福寺隊の幹部として、生涯無敗を貫いたという。

紀州和歌山の話である。

この、小説が、どこまで、史実を反映しているのか分からないが、幕末、日本国中が沸騰しているとき
一介の、塩田労働者が、剣の達人となり、さらに、晩年、商店の一主として、生涯を送ったなどとあると、極めて、古術の伝承部分と重なってくる。

詳しいことは、本を読んでもらうとして、

私が気になったキワードをここにあげておく。

徳川御三家の紀州においても、上士は、腰抜けであった。

法福隊を組織した、人物は一向宗の坊主であったが、柳剛流を学び、芸法の達人であり、蘭学も学んでいた知識人である。

この法福時隊は、紀州の実戦部隊として最強であり、その隊員は、みな平民であった。

うんぬん。

このブログを書くようになってから、私も、古術の伝承部分に関する記事を書くようになったが、
我々が知っている歴史とは何だろうと言う思いが強くなった。

私が、言っても信じてもらえないことも、津本陽が小説に書くと信憑性が高くなる。

幕末、紀州和歌山に、民兵としての、法福寺隊があったなどとは、初めて聞いた。

小説であるから、どこまで、史実を反映しているのか?、創作なのか?私には分からないが、古術の伝承もあながち荒唐無稽な話とも思えなくなる。

この小説、解説部分が無い。参考文献なども、無い。

しかし、津本陽、けっこう、地道に古文書等を当たって、書く人であると思っているので、私としては
信頼している。

また、文中、実戦を指して、<荒事>と、言う単語が出てきたときには、驚いた。やはり、江戸末期
<荒事>と言う言葉は、一般的だったのだろうか?

このブログを出すようになって以来、不思議と古術の起源を証すような記事が自然と目にとまるようなになっている。これも、天意か?

やはり、お神様は、古術ととともに、世に出たがっていると思う、今日この頃である。
焼刃のにおい
光文社
津本 陽

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文